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LINE公式アカウントを活用している方は、そのアカウントがどれだけの効果、影響力を持っているのか気になる人も多いのではないでしょうか?
LINE公式アカウントの分析機能を利用すれば、友だち数やメッセージ数といった基本的な情報から、友だち追加数、ブロック数、メッセージ開封率などの詳細なデータまで、あらゆる重要なデータを確認することができます。
今回の記事では、LINE公式アカウントの「友だち」について、分析機能の概要と、分析機能を利用したLINE公式アカウントの効果を向上させる方法をご紹介します。
【目次】
LINE公式アカウントの「分析」では、以下のカテゴリを確認することができます。
これらの分析内容を確認することで、より効果的にLINE公式アカウントを活用することができます。
今回は、上記の「友だち」の分析内容について、詳細をご紹介します。
LINE公式アカウントの「友だち」に関してお悩みがある方は、下記をご参照ください。
LINE公式アカウントの「友だち」に関しては、LINE公式アカウント管理画面内「分析」より確認ができます。
「友だち」分析の画面上部では、3項目の数値が表示されています。
友だち追加の数値は、開設~集計完了日までの期間に、LINE公式アカウントを友だち追加したユーザーの数です。
LINE公式アカウントを友だち追加して、その後ブロックをした場合でも、ユーザーが自身のLINEアカウントを削除した場合でも、友だち追加数は減りません。
一度でもLINE公式アカウントを「友だち追加」したら、この数値は加算されます。
ターゲットリーチは、友だちの中でLINEおよびその他のLINEサービスの利用頻度が高く、性別や年齢といった属性の高精度な推定が可能なユーザーの数です。
電話番号でのみ登録ができるLINEは、LINEサービス内での行動履歴などをもとに、「おそらく〇〇県在住の20代女性だろう」というようなユーザーの「みなし属性」を決定しています。
そのため、LINEサービス内での行動履歴が少なく、みなし属性が決定できない(属性不明)ユーザーや、機種変更等により引き継ぎを忘れてそのままになってしまっているLINEアカウントなどは、ターゲットリーチには該当しません。
LINE公式アカウントがブロックされた回数です。
ブロックが解除されると数値が減り、再度ブロックした場合は加算されます。
業種などにもよりますが、ブロック率の平均は20~30%ほどと言われています。
友だちを増やしたいがために、無料のスタンプ配布や初回限定の豪華なクーポンのみに注力してしまうと、継続してもらえずブロック率が50%以上になることも。
スタンプやクーポンはあくまでも”きっかけ“として利用し、LINE友だちでいることのメリットをユーザーに感じてもらえるように、あいさつメッセージやリッチメニューなどを工夫しましょう。
例)毎月LINE友だち限定でクーポンが届く、リッチメニューから予約が簡単にできる、など。
画面下部の「概要」では、友だち追加・ターゲットリーチ・ブロックの数値を、任意の期間を指定し、日別で推移を確認することができます。
一度に集計できる期間は最大397日ですので、数年分の推移を知りたいといった場合は1年毎に区切って集計してください。
LINE公式アカウントの「友だち」属性では、「性別」「年齢」「地域」を確認することができます。
ターゲットリーチの友だちを対象に、LINEサービス内の行動履歴などをもとに決定された「みなし属性」の割合が表示されます。(※「みなし属性」のため、数値が変動する場合もあります。)
数値の反映までには最大3日ほどかかるため、表示されている数値は3日前の数値となります。
「属性」は、ターゲットリーチが20人以上いないと集計がされません。
LINE公式アカウントの友だちになったユーザーが、何を経路として友だち追加をしたのかを確認することができます。
円グラフ内の「選択期間の友だち追加」は、選択期間中に追加された友だち数ではなく、友だち追加をされた回数を表示しています。
そのため、1人のユーザーが友だち追加をし、ブロック、その後また友だち追加(ブロック解除)をした場合は、2回カウントされます。
LINE公式アカウントの友だち追加経路の種類と詳細は下記のとおりです。
LINEアプリのホームやトークのタブにある検索欄から獲得した友だち。
主なケースは、アカウントの検索結果からの友だち追加。
公式アカウントリストで獲得した友だち。
トークルームのメニューから獲得した友だち。
主なケースはブロック解除による友だち追加。
LINEアプリのホームタブから獲得した友だち。
(ホームタブ→公式アカウント→おすすめ公式アカウント)
※アプリのバージョンにより表示が異なる場合あり。
トークルームでシェアされたアカウント情報を経由して獲得した友だち。
LINEアプリのホーム右上の友だち追加アイコンで獲得した友だち。
主なケースは、LINE IDの検索結果からの友だち追加。
「友だち追加ガイド」で作成したURLや友だち追加QRコード、ボタンから獲得した友だち。
※クーポンQRコードは除く。
LINE公式アカウントから取得したポスター経由で獲得した友だち。
LINE公式アカウント管理画面「友だちを増やす」の「友だち追加ガイド」より取得可能。
LINE公式アカウントから購入したノベルティ経由で獲得した友だち。
LINE公式アカウント管理画面「友だちを増やす」の「友だち追加ガイド」より購入可能。
「友だち追加経路を設定」で設定した経路で獲得した友だち。
「友だち追加経路を設定」は、どこから友だち追加されたかを詳細に集計するために、独自でカスタマイズ作成できる機能です。
例)レジAとレジBの友だち追加用QRコードをそれぞれ作成し、どちらのレジからの友だち追加が多いのかを集計。
LINE公式アカウント管理画面「友だちを増やす」の「友だち追加ガイド」より作成可能。
※日毎に20人以上の友だち追加がないと、分析の日毎のグラフに表示されません。
LINE広告の友だち追加を目的としたキャンペーンの広告経由の友だち追加や、LINE公式アカウントの管理画面から入稿可能な友だち追加広告で獲得した友だち。
※アプリのバージョンにより、分析画面上での「友だち追加広告」と「追加経路」の値が一致しない場合あり。
LINEの小規模なサービスや、LINEアプリの主要ではない経路から獲得した友だち。
また、友だち期間が90日以上のユーザーがブロックした際には、この経路のブロック数に計上。
友だち追加経路の数値全体に、属性のフィルターを追加することも可能。
男性のみ、20~39歳の友だちのみ、といった数値を確認することができます。
しかし、フィルターを追加した場合は、数値が50単位(切り捨て)で表示されるのでご注意ください。
例)友だち追加数が49の場合は0、120の場合は100、170の場合は150、と表示。
LINE公式アカウントの「友だち」の分析データから、下記のような課題を見つけることができます。
自社のサービスや商品にとってのメインターゲットが、LINE公式アカウントの「友だち」と一致しているのか。
例えば…
メインターゲット:20代女性
LINE公式アカウントの友だちで多い属性:40代女性 の場合《 20代女性必見?✨》
流行りのファッションアイテムが今なら20%OFF!→→ 20代に流行のファッションには興味ないから、いいや。
このように、ターゲットと「友だち」が一致していないと、せっかくのPRが意味なく終わってしまいます。
ターゲットと友だちが一致していない場合、LINE公式アカウントの告知画像を変えたり、InstagramやTikTokといった他SNSでも告知するなど、メインターゲットの視点に絞った改善を行いましょう。
「LINE公式アカウントの友だちをもっと増やしたい!…よし!友だち追加でもらえるクーポンを、今よりも少し良いものに変えよう!」
そう考える方も多くいます。
クーポンの内容を変えること自体は、友だちを増やす手段として間違ってはいません。
しかし…
LINE公式アカウントを友だち追加するための手段が、店頭ポスターのみの場合
ポスターでしかLINE公式アカウントを告知していない場合、せっかくクーポンの内容を変えても、ポスターを見られないと友だち追加をしてもらえないという結果に。
レジ横やテーブル、メニューの裏面に友だち追加用QRコードを設置するなど、”経路”を増やすことで純粋にLINE公式アカウントの「友だち」になるタイミングを増やすことができます。
友だち数を増やしたい場合は、現状のLINE公式アカウントの「友だち」を知るところから始めましょう。
【LINE公式アカウントの友だち追加経路データを活用した改善例】
LINE公式アカウントの「友だち」を分析し、ターゲット・手段が明確になることで、LINE公式アカウントを活用した新しいイベントや商品を企画することができます。
LINE公式アカウントの友だちで多い属性:30代女性 の場合
LINE公式アカウントのメッセージ配信を活用して…
【*+ LINE友だち限定キャンペーン +*】
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トライアルセット(3日分) 無料引き換え♪
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30代女性に人気の商品でアプローチをすることで「お得」な価値をつけると共に、アンケートで「顧客の声」の獲得と「リピート(再来店)」を促すイベントを実施。
LINE公式アカウントの友だちになっている=顧客または自社のブランドに興味がある、というユーザーがほとんどなため、来店することに対してのハードルが低く「お得」という”きっかけ“があれば来店の促進を図ることができます。
また、アンケートにより新しい商品開発に役立つ「顧客の声」を獲得するだけでなく、「リピート(再来店)」の”きっかけ”づくりと「ただの顧客」→「自社のファン」化へつなげることが可能です。
LINE公式アカウントの友だち追加する際に多い経路:レジ横のQRコード の場合
LINE公式アカウントの応答メッセージを活用して、店舗スタッフとの協力型イベントを実施。
(店舗スタッフ)
今、LINE友だち限定のキャンペーンをやってます!
LINE公式アカウントに私の名前を入力して送ると、この商品の引換券がもらえるのでぜひ♪
LINE公式アカウントの友だち追加する際の経路として、レジ横のQRコードが多い=会計時でのスタッフの声かけが上手くできている、と想定。
ちょっとした”遊び”のあるイベントにより、自社ブランドだけでなく店舗スタッフのファン化をさせ、「店舗に行きたい」という顧客を増やすことができます。
また、スタッフ側にとっても接客姿勢を見直す機会になったり、接客が苦手なスタッフは声かけの”ネタ”として踏み出しやすくなったり、と相乗効果も図れますよ♪
会計時に商品スキャン中などのお客様が手持ち無沙汰になる間に声をかけることで、スムーズな友だち追加を促し、かつスタッフと顧客との関係を構築することができます。
LINE公式アカウントの管理画面では、自社LINE公式アカウントの「友だち」について下記の内容を分析することができます。
友だち追加 | LINE公式アカウントを友だち追加したユーザーの数 |
ターゲットリーチ | 性別や年齢といった属性の高精度な推定が可能なユーザーの数 |
ブロック | LINE公式アカウントがブロックされた回数 |
友だち属性 | 友だちの性別・年齢・地域の割合 |
友だち追加経路 | LINE公式アカウントを友だち追加した手段(経路) |
LINE公式アカウントの「友だち」データから、LINE公式アカウントを通じたマーケティング戦略を立てることができます。
LINE公式アカウントの「友だち」を分析することは、自社の「顧客」を理解することにつながります。
ぜひ、LINE公式アカウントを導入している方は、定期的に「友だち」の分析をしてみてくださいね。
LINE公式アカウントを導入しても…
何から手をつければいいのか分からない。一人で運用するのは難しそう。
そんな不安を感じている方も多いと思います。
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